第259話について

第259話 陸奥守政宗


政宗を考えるうえで、だいたいは稙宗位から考えるのが今は主流になってきている気がします。
奥羽で台頭してきた稙宗が、獲得したかった位が「奥州探題」。
しかし、この時点で奥州探題職は名門大崎氏のもの。
稙宗は中央に対して働きかけましたが、奥州探題職はかなわず、かわりに新しく「奥州守護」という位を創設されてその役に就いた…かどうか微妙。お礼を払っていないので幕府の官僚やあいだに立った人から苦情が来ています。
奥州探題になったと確認されるのが稙宗の子、晴宗。
輝宗が微妙。輝宗の奥州探題は自称ではなかったかとも言われます。

秀吉から、すでに豊臣に臣従していた芦名氏を滅ぼした罪を問われた際、政宗は「自分は奥州探題だ」という理屈を出しかけますが、途中で止まります。
もしかして、この辺で、輝宗も政宗も「自称奥州探題」であることに気が付いた?

官位の国名と実際の赴任地が違うことはよくあることですが、政宗は「奥州探題」という言葉に強い自意識を重ねていたようです。

こういう所領への強い気持ちは、秀吉は無視したけれど、家康には見透かされていたのではないかと想像します。
なお最上家も出羽守になりますね。
奥羽両探題がこうやって再び並んだのです。

寺社の修築と領国支配

ここは鈴木さんのセリフを読んでください。
よそのお宅の祠を勝手に修理するわけにはいかないでしょう。
立派に直すのは、自分こそが為政者だというアピールです。
こうして政宗は奥州一之宮 塩釜神社、奥州探題の大崎八幡、陸奥国分寺、奥州藤原氏以来の瑞巌寺を手厚く保護することになります。
歌枕の地をたくさん持ったことも嬉しかったんじゃないかなあ。

愛が高齢出産

使えなかったカットをここに。